キシリトールの医学適応
抗ウ蝕誘発性である虫歯を起こす力に対抗すると言う表現は消費者の誤解を招きやすく、
国際的に絶対に避けるべきとの見解が大勢を占めている。
だが、キシリトールには抗ウ蝕誘発性があるような説明が時々されている。
キシリトールは口腔内の細菌による酸の産生が殆どなく、非ウ蝕性甘味料として知られている。
1976年、Sheininがフィンランドで行った実験により、ウ蝕予防効果があると証明された。
だがキシリトール配合ガムなどにより、ウ蝕が治る事はないとされている。
現在キシリトールの再石灰化促進作用は証明されてなく、疑問視されている為である。
ガムを噛む事で唾液の分泌による歯の再石灰化効果はあるがキシリトールと関係がなく、現状、非ウ蝕原性であるが抗う蝕性だとは言えない。